みなさん、こんにちは。
今日は当院で装着した、テレスコープデンチャーの長期経過症例を、お見せします。
2007年に上顎にセットさせていただきました。
装着当時です。
当時のデンチャーです。
その後定期的なメンテナンスを行い経過を追っていたのですが、画面左上のブリッジの動揺と腫脹を繰り返し起こしてくるので今回 除去と同時に義歯の修理に踏み切りました。
以前なら金属のロウ着(溶接)を行わないと行けないので、義歯部分がダメになり
(熱でピンクの部分は溶けます。)修理よりも再製作となるものが多かったのですが
最近はレーザー溶接という発熱を押さえた溶接が可能となり、修理が出来るケースが
ぐっと増えました。
技工所の(株)サジエスの太田さんと事前に打ち合わせをし、患者さんには4〜5日
義歯をお預かりする事を了承いただき(もちろん、仮の義歯はあります。)修理を行いました。
これが具合いいんです。
患者さんも以前の義歯が使えて、違和感も無く、コストも安く済み喜んでいただきました。
あらためて、テレスコープの良さを実感した症例でした。